GAプラザ 担当者ブログ

『FM玉手箱』

JFMA(公益社団法人日本ファシリティメジメント協会)の「FM玉手箱※」に、高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社 村上本部長が寄稿いたしました

2019年08月08日

以下がその内容です。

「FM玉手箱」は、FMに関するこぼれ話や面白い話を、JFMA広報委員会のメンバーがご提供するコーナーです。村上本部長は広報委員として所属しております。

【FM玉手箱 】                                            2019.7.26

 

皆様、こんにちは。広報委員会の村上俊博です。長かった梅雨もやっと明けました。体調はいかがでしょうか。

私は4月に設備のメンテナンスをおこなうグループ内の会社に異動しました。久しぶりに新鮮な気持ちを味わっています。異動先の会社は、顧客が所有する建築設備を活用するファシリティサービスを提供しています。さて、入社して最初にやることと言えば、異動先の会社の形を理解する事です。そこで、新入社員と机を並べて、会社の歩みから学びました。意外と知られざる物語を聞きましたので、今日はその話を紹介します。

 

私の異動した会社は、5年前に二つの会社が合併してできた会社です。母体となる会社は、今をさかのぼること50年以上も前に誕生しました。ちょうど、建築設備が建物に入り始めた時代、言い換えると空調設備が完備された窓が開かないビルが建ち始めた時代と言った方がわかりやすいでしょうか。その当時、ビル管理の仕事は、清掃と警備が主体でした。そこに、本格的な空調や電気などの建築設備が建物に導入され始めました。会社の創業者は、そこに商機を見出し、時代に先駆けて設備管理に特化した会社を興しました。当時、設備管理にとって重要だった品質は安定運転でした。しょっちゅう壊れる機械の機嫌を取りながら、施設の運営に支障を与えないように、電気の供給や空調設備を運転していたそうです。なんと東京虎ノ門に設備管理技術者を養成する専門学校まで作ってしまいました。今振り返れば、50年前の会社の誕生が、設備管理という仕事の誕生だったと言っても過言ではありません。

 

その後、時代は進み、今から30年~20年前に、建築設備に大きな変革が起こりました。それは、BA(ビルディングオートメーション)の目覚ましい進化、設備システムの高度化・複雑化、地球温暖化防止への取組み強化(エネルギーマネジメント)等が設備に入ってきたことです。この変化は、設備管理者に求められるスキルを大きく変えました。それまでは安定運転、即ち、設備機器の仕組みが判り、故障してもすぐに直すことができる人がエキスパートでした。しかし、新たに必要となったのは、良好な環境を最小限のエネルギーで構築するスキルでした。そのような背景があって、設備システムの持つ能力や機能を最大限に発揮させる設備エンジニアリング力を持つ設備会社が設備管理の世界に参入してきました。実は、合併したもう一社はそのような背景の元で誕生しました。今振り返れば、20年前に起きたのは、環境とエネルギーの大変革だったと言えます。

 

そして今、また、大きな変革の波が押し寄せてきています。もうわかりますよね。そう、FMです。施設の維持管理にかかる生涯費用のうち、設備や水光熱費が半分近くを占めると言われています。施設所有者には建築設備を経営目線で上手く扱う事が求められ、それを手助けするビル管理者にはFMスキルが不可欠です。以上が設備管理とFMの意外と知られざる物語でした。

 

さて、この物語には続きがあります。やっぱり人財育成が大切という事で、私が所属する会社ではFM知識の習得に、認定ファシリティマネジャー(CFMJ)の取得を勧めています。先日も多くの社員が試験に挑みました。でも、いくらFM知識を習得しても、顧客が施設をどう活用したいのかと言うニーズを把握し、会社としてその要望に応える総合力を養うためには実践の場が必要です。そこで、私の親会社では、展示場の一角に「FMソリューションラボ」を作りました。従来のプッシュ型スタイルから、顧客との共創を目指したラボ型スタイルへの進化です。先代の展示場のマネジャーが、会議室とは趣が違う明るく開放的だけど、どこかアジトの様な雰囲気もある場所で、お茶を飲みつつ、FM先端事例を一緒に学び、自分達に本当に必要なもの見つけるお手伝いをしたい。そんな、人財を育成する場所として作ったそうです。

 

いかに施設所有者の施設活用の課題を理解し手助けを図ることができる社員を育成するか。展示場のマネジャーとスタッフによるFMソリューションラボという施設活用に期待しています。

高砂丸誠エンジニアリング株式会社 広報委員会 村上俊博

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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